カベルネ・ソーヴィニヨン
Caberunet Sauvignon |
ボルドーを代表する品種で、最適地とされているが、他の地域でもはっきりとその個性を示す。香り豊かでタンニンが豊富、長期熟成に耐える。このワインは寿命が長く、年々質が向上する。若いうちは極めて濃く強烈な赤に色づき、黒スグリや胡麻を思わせる香りにシナモンやヒマヤラ杉のような香りが混じった鼻をさすアロマが有り、粗削りになりがちで、タンニンに富み、味わい深く、たくましい腰も強い。このワインは寿命が長く、年々質が向上する。
栽培地域はどんどん広がっており、ヨーロッパ、南北アメリカ、南アフリカ、オーストラリアなどで栽培されている。 |
メルロ
Merlot |
ボルドーの主要品種の一つ。カベルネ種より早熟で、より柔和である。一般的にメルロ種ワインはカベルネ種のものより酸度が低く、動物的な香りやトリュフのようか香気があり、なめらかでくちあたりの良いワインになる。また、たくましさや強さに欠ける反面、濃厚で果実風味に富んでいる。
主な産地は、イタリア、スイス、ユーゴスラビア、カリフォルニアなどが挙げられる。 |
ピノ・ノワール
Pinot Noir |
ブルゴーニュのコート・ドールとシャンパーニュにおいては、その秀逸性を表す。色は重すぎたり暗すぎたりすることはめったになく若々しく、イチゴや野生のチェリーや押しつぶした果実のアロマ、熟成してくるとしなびた果実の香りや動物の匂いさえ思わせるブーケとなる。
味はカベルネ種より酸味が強いが、タンニンに乏しく長く尾を引く果実風味があって優雅である。
主な産地は、カリフォルニア、オレゴン、オーストラリア、ニュージーランド |
シラー
Syrah |
コート・デュ・ローヌの最も高貴な品種で深い紫色に染まり、黒スグリや香辛料を思わせる強烈なアロマ、濃厚でたくましく独特の引き締まった果実風味があり、複雑さも秘め、長期熟成を要す。
主な産地、フランス南部、アメリカ、オーストラリア(シラーズ)、南アフリカ |
グルナッシュ
Grenache |
スペインが原産地で深い色調と果実香に富んだ品種である。またアルコール度数が高く中身も濃い、豊潤でまろやかな風味のベースワインが出来る。
主としてコート・デュ・ローヌ南部、プロヴァンス、ラングドック・ルーション地方など、地中海一帯で広く栽培されている。特に混醸用、ロゼワイン用として重要視されている。 |
カリニァン
Carignan |
ワインは黒ずんだ色で若いうちに飲むとかなり苦く、熟成しても苦味の残っていることがよくある。
日常用として有名な、フランスで最も栽培面積のおいい品種。
北アフリカ、カリフォルニアでも広く用いられている。 |
ネッピオーロ
Nebbiolo |
イタリア最高の赤ワイン用品種。代表的なワインはバローロ、バルバレスコ。黒に近い深紅色を呈し果実味豊かで、タンニンが豊富、熟成に長期を要す。
主な産地、イタリア・ピエモンテ |
サンジョヴェーゼ
Sangiovese |
イタリアでもっともポピュラーな赤ワイン品種で栽培地、醸造法によりさまざまな面を見せる。代表ワインはキアンテイ。
主な産地、イタリア・トスカーナ、アメリカ |
ガメイ
Gamay Noira Jus Blanc |
ボジョレ地方においてその秀逸性を表す。若々しく、爽やかで口あたりの軽い、はつらつとした、フレッシュ＆フルーティーで魅力に満ちたワインである。若いうちに飲まれる。代表的なワインはボジョレ・ヌーヴォ。
主な産地、フランス・ボージョレ・ロワール、アメリカ、南アフリカ。 |
|
|
